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食欲&読書の秋!どちらも味わうおすすめ食育絵本7選

夕方になると外から聞こえる音色が変わってきました。暑い夏休みが終わったと思ったらあっという間に9月です。少しずつではありますが、秋の気配がしますね。

秋といえば…「食欲の秋」でしょうか?

それとも、今年こそ知的な「読書の秋」といきましょうか!!

どちらも叶えたい方は、親子で楽しめる食育絵本がおすすめです。読んでいると、実際に食べているようにもぐもぐお口を動かしたり本の絵をつまんだりする子どももいて、パパやママは可愛い瞬間を見れることでしょう。また、ストーリーを楽しむだけではなく、読んだあとはきっと親子で美味しいご飯を食べたくなったり、本に出てきた食べ物を作ってみたくなるはず!

食べ物のありがたさや大切さは、食育絵本なら肩の力を抜いて親子でリラックスした気持ちで、自然と楽しく学べると思います。

お馴染みのあの絵本や、びっくりするほどリアルに描かれてる絵本が盛りだくさん。美味しさ・楽しさがギュッとつまった食育絵本の世界へようこそ!

0才から大人まで人気!リズミカルに読みたくなること間違いなし

はらぺこあおむし

作:エリックカール

出版社:偕成社

エリックカールさんの代表作とでも言うべき「はらぺこあおむし」。小さなたまごから生まれた1匹のあおむしがたべものを探して・・・。様々な食べ物をたくさん食べていく食いしん坊の姿はまるで、だれかさんにそっくり?

カラフルで独創的な色づかいに心惹かれます。保育園などでは0才クラスでもよく読まれています。文に沿った歌にもなっており、絵本歌としても楽しめます。ぜひ歌を歌って読んであげましょう。体を揺らしてのりのりになって見れるこの絵本は、きっと食への興味が自然とわいてくることでしょう。初めての食育にとてもおすすめの絵本です。

2才くらいからの子でも楽しく読める学べる

のりまき

作:小西英子

出版社:福音館書店

今までのりまきに何の興味もなかった筆者親子ですが、この本を読んですっかりのりまきに魅了されてしまいました。シンプルでわかりやすいのりまきの作り方の文に、まるで本物のような絵に引き込まれて、読み終わった後はただただのりまきを作りたくなることでしょう。

巻き寿司の中の具を変えて、2月の節分の恵方巻のときにも誕生日にリクエストがあったときにも、何度も何度もこの絵本を読み返す我が家です。読んで、自分で作って、食べて。まさに食育絵本です。

さつまのおいも

作:中川ひろたか

出版社:童心社

かわいい素朴なおいもの絵にほっこりします。そんなかわいいおいもたちが初めは土の中で人間と同じように生活していてほのぼのしていますが。子どもたちと綱引き(おいもほりですね)をするために、土の中でトレーニングをしていたとはびっくりです。

そして、おいもをおいしく食べた最後には。おいもといえばお決まりの・・・。親子で大笑いして読み終えることでしょう。たまにはこんな食育も良いかもしれませんよ。

おやおや、おやさい

作:石津ちひろ

出版社:福音館書店

言葉の響きが面白く、語呂が良くだじゃれのような文になってできています。聞いている人はついつい読んでいる人の真似をしてしまいたくなる絵本です。小さいお子さんでもきっと一緒に口ずさんで楽しめるかと思います。

野菜たちのマラソン大会のお話なので、たくさんの色とりどりの野菜が登場してきます。自然と野菜の名前が覚えられそうです。普段、苦手な野菜がある子でも、「がんばれ!!」とマラソンを応援すること間違いなしです。そしたら、今度は応援した野菜を食べれるようになるかもしれませんね。さて、どの野菜が優勝するでしょうか・・・?

14ひきのかぼちゃ

作:いわむらかずお

出版社:童心社

おなじみの「14ひき」シリーズです。

はじめにおじいさんねずみがかぼちゃの種を「いのちの つぶだよ」と言います。食べ物に対する全ての愛情や感謝がこの一言にとても込められているように感じます。食育にはとても大切なことですね。

土を耕し、種を撒いてから、芽が出る日をみんなでドキドキしながら待ちます。芽が出て、お世話をして。葉っぱの上にはテントウムシやちょうちょ、カマキリが乗っていてハチが飛び回り、雨の日にはカエルやカタツムリも登場します。晴れの日も嵐の日もかぼちゃのお世話を頑張るねずみの家族。そして、やっとできたかぼちゃの収穫。そのあとはかぼちゃづくしのとても美味しそうなごちそうを家族で囲みます。

子どもは「かぼちゃができて食べられるまでってこんなに時間がかかるし大変なんだ。」や「大切に育てられたかぼちゃ、食べてみたいな。」と絵本を通して様々なことを感じることでしょう。

もったいないばあさんのいただきます

作:真珠まりこ

出版社:講談社

こちらもシリーズ化されているもったいないばあさん。もったいないばあさんはもったいないことをしている子どものところにやってきます。

今回は、野菜や肉や魚、色々な食べ物をきらいと言って食べ物を残そうとする子どものところにやってきます。

食育の原点である「いただきます」の言葉に込められた「食事を食べる」という意味を子どもに分かりやすく表現してくれています。この絵本を読んだあとは、大人もあらためて「いただきます」のこの一言を。心を込めて言うことができるでしょう。

小学校低学年の子どもも大喜び

給食番長

作:よしながこうたく

出版社:好学社

よしながこうたくさんの1作目の本です。迫力満点のインパクトある絵に子どもは引き込まれることでしょう。給食にちょっと不思議な動物たちが紛れ込んでいたり、子どもたちがあばれまわっていたり。

給食を食べずに残して遊びまわる子どもたち。いつも残っている給食を見て給食のおばちゃん(先生)たちが泣いてしまいます。悲しくなった給食のおばちゃんたちは家出し、給食は作られなくなってしまい・・・。そこで子どもたちは、給食を作ってみて上手にできたと思って食べてみます。しかし、全然美味しくできずに困り果ててしまいます。夕方になりやっと給食のおばちゃんたちが戻ってきました。いつもどのような気持ちで給食を作っているのか、給食に入っている食べ物がどんなに大切かを話してくれるのです。

普段あまり話を聞くことのない給食のおばちゃんたちの話。それを知ることのできるこの絵本は、絵のインパクトに負けず中身も食育にぴったりです。標準語で書かれている文ですが、下には作者の出身地である博多弁でも書かれており方言で読み聞かせしてみるのもおすすめです。子どもに大うけ間違いなしの食育絵本です。

食育絵本を通して親子で学び食事のありがたさに気づく

普段何気なく口にしている食事。当たり前に食べているかもしれませんが、当たり前に食べられない人がこの世の中にいるのも事実です。

絵本を通すことによって、子どももわかりやすく想像をふくらませて食事のありがたさを学ぶことができます。また、あたたかい気持ちになったり、ときには悲しい気持ちになったりすることでリアルな食育が自然と学べます。

今回はわかりやすくするために対象年齢別に分けてご紹介していきましたが決まりはありません。0才の子に読み聞かせても、未就学児や小学生の子どもと読んでも、もちろんママだけで読んでもOKですよ。

どうか素敵な時間をお過ごしください。

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この記事を書いたキャリママ

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木脇ちひろ

福岡県在住。大学卒業後は某携帯電話会社で携帯電話販売やスマホ教室の講師をしておりました。
現在は元気いっぱいの男子(小学生〜中学生)3人の子育て中のママであり、大学時に取得した免許を活かして保育士をしています。
趣味は、読書・ベランダガーデニング・保存食や麹調味料作り・sup・ピアノなどなど。新しいことにチャレンジして、追及していくのが大好きです。
ママであることや自分の好きを活かして、たくさんの方に役立つ記事を執筆したいと思っております。