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幼児でも楽しめる!国立科学博物館がおすすめ!

東京上野にある国立科学博物館は、都内近郊にお住まいの方は行ったことがあるのではないでしょうか。

「幼児にはまだ博物館は早いのでは?」と思うかたもいると思いますが、ここ国立科学博物館は幼児でも楽しめるので博物館デビューにおすすめです!

今回は国立科学博物館の幼児でも楽しめるポイントをご紹介します。

国立科学博物館とは

子どもから大人まで楽しめる施設

国立科学博物館は上野公園内にあり、子どもから大人まで楽しめる施設です。

館内はとても広く日本館と地球館の2つの建物があり、日本館は地上1階から3階・地球館は地下3階から地上3階まであり、展示数は2万5千点を超えているのだとか。

全て見るにはざっと見ても3時間から4時間ほどかかりますので、子どもが興味を持ってみることができそうなところだけ見たり、途中休憩を挟んでみるといいですよ。

地球館と日本館の違いは?

地球館では地球上に存在する動物や自然を見ることができます。

また、地球のことを知るために使われる技術や科学技術の歴史を学ぶことができます。

日本館では日本の様々な自然を見ることができます。

また日本人が自然のことをどのように調べようとしてきたのか、そのためにどのような道具を使ったのか知ることができます。

幼児でも楽しめる地球館の楽しい展示物

幼児連れにおすすめの地球館

先に館内は日本館と地球館の2つの建物からできていると説明しましたが、幼児には地球館がおすすめです。

館内は地下3階から地上3階までと大変広い建物ですが、階段ももちろんありますがエレベーターとエスカレーターでの階数移動ができるので安心です。

展示物も、地球館の方が幼児でも楽しめる物がたくさんありますので地球館がおすすめです。

地球館の展示物

幼児におすすめの地球館ですが、実際にどの階にどのような展示物があり、幼児にはどこの階がおすすめなのかご紹介したいと思います。

〈1F 地球の多様な生き物たち〉

地球上にいる様々な生き物、動植物や魚類・昆虫類の標本や剥製などが展示されています。

また、同じ種類の昆虫であっても色の違いや模様のちょっとした違いなども見ることができ、多様性を感じることができます。

この階での1番の見所は、世界初のマッコウクジラの半身骨格標本です。

14メートルと大変大きく、入口からは大きな鯨の標本かと思いきや、反対から見ると鯨の構造がどのようになっているか骨格を見ることができる展示になっています。

〈B1F 地球環境の変動と生物の進化〉

恐竜が大好きなお子さんは大喜びすること間違いなし!

恐竜の化石の展示を見ることができます。

大きなティラノサウルスやトリケラトプスの化石は、子どもも驚くこと間違いなしですね。

大きい恐竜が怖いとお子さんが思われるようでしたら、小型の恐竜の骨も見ることができますよ。

〈B2F 地球環境の変動と生物の進化〉

こちらでは、恐竜絶滅後に生きていた生き物の標本が展示されています。

大きな牙を持つマンモスの標本やたくさんの古代生物の骨格標本は、見所抜群です。

また、哺乳類から人類が生まれどのように進化していったか見ていくこともできます。

〈3F 大地をかける生命〉

こちらでは、たくさんの動物の剥製を近くで見ることができます。

正面からは、もちろんフロアにある階段を上りながら横から、階段上にあるガラス張りのエリアでは真上からと様々なアングルで観察することができます。

また、こちらの階でおすすめなのが「コンパス」という展示エリアです。

以前は『親と子のたんけんひろば』という名前で、子どもが遊具で遊びながら、大きいホッキョクグマやラクダの標本を、間近で見ることのできる人気エリアでした。

コロナウイルスの影響で遊具が使用不可になり、年齢制限もなくなってしまったのが小さい子連れには残念ですが、地球館の中で1番明るい展示エリアで、壁や床など子どもが喜びそうな色使いがされているのが特徴です。

〈その他の階〉

2階と地下3階の展示は、科学技術に関してや宇宙に関しての展示で、幼児には難しい展示となっているので、飛ばして他の階を見るのがいいかと思います。

好奇心と体力があるなら日本館も

体力があれば日本館も

地球館を見たあとに「まだ見たい!」というお子さんは、日本館も見てみてください。

地球館に比べると展示内容が幼児向けではないですが、日本の自然に関しての展示などは幼児も興味を持てるかもしれませんね。

また、こちらの建物は地球館とは違い、階移動はエレベーターか階段のみとなっています。

幼児が見るならここがおすすめ

地球館にも幼児にはまだ難しい展示エリアがあると紹介しましたが、こちらの日本館にも幼児にはまだ難しい内容展示のエリアがあり、地球館の3階〈コンパス〉のように子ども向けのエリアはありません。

ですが、日本の自然や生き物に関してなどは幼児でも楽しく見れると思いますので、そのエリアを紹介します。

〈2F北翼 日本人と自然〉

日本人の生活が、どのように変わってきたのか知ることができる展示となっています。

縄文時代、平安時代、近世と順番に日本人の模型が並べられていて、どのような服を見て、どのような物を食べていたのか知ることができます。

こちらの展示は、最後に『現代人』と書かれた空っぽの展示エリアがあり、自分たちが入って展示物になることができる仕様になっています。

フラッシュなしであれば写真をとることも出来ますので、記念に一枚撮影してはいかがでしょうか。

〈3F南翼 日本列島の素顔〉

日本列島の自然や近海に関しての展示がされています。

特に海の展示物は、日本近海を泳ぐ魚の標本がたくさん展示していますので、魚に興味のあるお子さんにおすすめです。

〈3F北翼 日本列島の生い立ち〉

こちらのエリアでは、日本で発掘された化石が展示されています。

展示エリア入口にあるフタバスズキリュウの標本の標本は、迫力満点ですので、ぜひ親子で見てください。

見るのも楽しい、ミュージアムショップ

日本館地下1階には、ミュージアムショップがあります。

図鑑をはじめとした様々な書籍や、ここでしか手に入らないグッズもあって、見ているだけで楽しくなります。

ショップ入口には、ガチャガチャが数台あり、科学博物館限定のガチャガチャもありますので、ぜひチェックしてみてください。

子連れに嬉しいポイント

天候や季節を気にせず楽しめる

なんといっても科学博物館など屋内施設は、季節や気候に囚われず楽しめるのがいいですね。

真夏の暑さも真冬の寒さも関係なく楽しめるのは、子どもだけでなく、親もとても嬉しいところですね。

休憩できる場所がある

広い館内をずっと歩いていると親でも疲れてしまいますが、館内にはさまざまなところにベンチがあり、展示物をみている途中に小休憩を挟めるのが嬉しいですね。

また、地球館の屋上にはハーブ園とスカイデッキがありこちらでも休むことができ飲食可能のスペースとなっています。ただしこちらのエリアはお手洗いがないので注意しましょう。

飲食可能なエリアがある

上記で紹介した地球館の屋上エリアでは、テーブル付きのベンチがあり、飲食可能となっています。

雨天時には利用できませんが、晴れた日はお弁当を持ってきてこちらでお昼を取るのもいいですね。

また、地球館内にはレストラン『ムーセイオン』、日本館には『クジラカフェ』があります。

レストラン奥の席からは、一階の展示室を望むことができ、くじらの半身骨格標本を見ながら食事をすることができます。

また、キッズプレートや恐竜をモチーフにしたメニューなど子どもが喜びそうなメニュー展開となっています。

日本館にあるカフェでは、おにぎりや焼きそばなど子どもが食べやすいメニューが売っています。

カフェの隣には、ラウンジも用意されていて100席ほど席があり、こちらではお弁当の持ち込みも可能となっています。

レストランもカフェも、土日のお昼時にはとても混み合うので、早めに行くのがおすすめです。

授乳室あり

科学博物館内には、日本館に1箇所、地球館に1箇所授乳室があります。

日本館は1階に、地球館は3階にありますが、初めて来館した方は分かりにくいかもしれないので、最初に総合案内所で確認しておくことをおすすめします。

ベビーカー置き場あり

日本館1階と地球館入り口にベビーカー置き場があります。

館内全体はとても広いですが、企画展開催中の混んでいる期間などは、こちらにベビーカーを置いて館内を回る方が良さそうですね。

特に地球館では、エレベーターもありますが、エスカレーターで階移動するほうが楽であり、一部展示が階段を上がって見る場所もありますので、まだ歩けない乳児連れの場合は、抱っこ紐で館内を回るのがおすすめです。

また、近くにコインロッカーが配置されていますので、荷物も預けられるので安心ですね。

子どもは高校生まで入館無料

とても楽しい施設であるにも関わらず、なんと子どもは高校生まで入館料無料なんです。

親にとってはとても嬉しいですね。

ただし、小学生以上は無料で入館できるのは常設展のみとなりますので、企画展に行く際は料金がかかるので注意してくださいね。

アクセス抜群

上野はJR線、東京メトロ日比谷線・銀座線、京成線の各線を利用できる便利な場所です。

また、博物館へ1番近いJR上野駅の公園前改札口は2020年に改修工事が終わり、以前よりも上野公園及び美術館、博物館へのアクセスも大変よくなりました。

電車以外で行く場合は注意が必要です。

博物館や美術館、上野動物園など各施設には駐車場ならびに駐輪場がありません。

ですので、車で上野に行こうと思った場合は近くのコインパーキング、自転車の場合は上野公園内の駐輪場を利用することになります。

あらかじめどこにあるのか調べておくと良いですね。

まとめ

国立科学博物館は、幼児にも楽しめる展示がたくさんあり、博物館デビューにもぴったりの施設です。

2才〜3才頃のいろいろなことに興味が出てくる時期にぴったりのお出かけ先でもあるので、ぜひ次回のお出かけ先のリストに加えてみてはいかがでしょうか?

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この記事を書いたキャリママ

キャリママ一覧

石川美奈子

リトル・ママビジネススクール ライター7期生
東京都在住、娘と息子の二児のママ。
学生時代に学芸員と中学校地歴公民、高校日本史教諭の資格を取得。
旅行好きで、親子で楽しめるお出かけスポットを探して楽しんでいます。
また恐竜好き・魚好きの息子に感化され、親子で恐竜活動(DINO活)中の為博物館巡りや、水族館巡りも楽しんでいます。