キャリアWeb記事

整理・収納

子どものおもちゃの片付け、ランドセル置き場に困っている人はこれを知ればうまくいく!片付けの方法

「子どものおもちゃを片付けても片付けてもいつも溢れていて困っている。」
「ランドセルもいつも床に落ちている。」などのお悩みはありませんか?

今回は、子どものおもちゃの片付け方や収納方法、子どもの学用品の片付け方法などをお話します。

おもちゃを片付ける際にまず最初にすることは?

片付けを始める際に最初にする大切なことは、『理想の状態』を考えることです。

旅行でも、まずは行き先を決めてから、手段(電車やバス)を決めると思います。
片付けも同じです。
まずは、どんな状態(到着点=ゴール)が理想かを考えていきます。
例えば、一箇所におもちゃが集まり、種類ごとに別れて取り出しやすくなっている。
兄弟姉妹がいる場合は、それぞれのスペースにそれぞれのおもちゃが収納できている状態など。
どんな状態がいいかな?を考えてみましょう。

理想の状態が決まったら、いざ片付け開始です。
まずは、おもちゃの全体量を把握するために、一箇所に全部出します。

もしたくさんありすぎて1日では片付かない場合は、おもちゃの中でも種類ごとに分けて出して片付けていく方法でもOKです。
出していく際に、ある程度種類ごとに分けて(例えば、ままごと系やブロック系、工作系など)空き箱などに出していくと選びやすくなります。

子どもとの片付けで大事なのは、『声かけ』

おもちゃを全出ししたあとは、「一番大事なものはどれかな?どれが一番好きかな?」と声をかけます。
子どもが選ぶものを残していきます。
大人の場合は、「ときめくものは?」と声かけしますか、子どもは『ときめき』という言葉の理解が難しい場合もあるので、「一番大事なもの、好きなものは?」の声かけがおすすめです。
「全部大事」と言われた場合には、「その中でも一番はどれかな?」と声をかけてみてください。
好きなものが選びやすくなります。

何才くらいから子どもは片付けができるのかというと、月齢にもよりますが、3才くらいから、好きなもの(ときめくもの)が選べると言われています。
全出ししたおもちゃの中から、どれが一番好き?と聞き、選ばせてあげてください。
とはいえ、選ぶものが多く時間がかかると集中力が途切れたり、途中でおもちゃで遊び出したりします。そんな時には、グループごとに分けて、ゆっくり片付けていきましょう。

その子に合わせた方法で進めていきましょう。

片付けは面白い、楽しいと思ってもらうためにも、「早く選んで!」や「たくさん残したら片付けられない」などのネガティブな声がけよりも、「好きなもの選べたね!、片付け進んできたね!」子どものポジティブな声かけが、子どものやる気アップにもつながります。

子どものものを勝手に捨てるのはおすすめしない

子どもと一緒におもちゃを片付けようとしても思ったように進まないと感じられるかもしれません。
子どもが一つ一つ選ぶのを待つのも疲れてしまうかもしれません。

ですが、強行突破で『勝手に捨てる行為』は、おすすめしません。
子どもは悲しみますし、片付け=捨てられると思ってしまい、ますます片付けが苦手になります。
自分のモノも勝手に捨てられて、気づいた時にもうなくなっていたら悲しくなりますよね。
子どもも同じです。好きなものがあるため、いつも持ち主に確認してから処分することを意識してください。
子どもに聞いたら「全部大事大事!」だからと、こっそり捨てる行為はオススメしません。
大事、ときめく気持ちは先ほどもお伝えしましたが、小さい子どもでも感じることができます。
その気持ちを大切にしてあげることで、片付けが終わった後の日常の選択も、好きな気持ちで判断して物事を選べるようになってきます。そのためにも、子どものものの片付けは一緒にすすめていくことが大切です。

子どものモノを処分して後悔されたお客様もいました。
以前お母様が引っ越し前の片付けの際に、子どもの卒業証書をもういらないだろうと勝手に処分してしまったそうです。
その結果、子どもがとても残念がられたそうです。
大好きな小学校の思い出が詰まった卒業証書。子どもに『なぜ声をかけなかったのだろう』とずっと後悔していました。
その後は、決して娘さんのものは勝手に捨てないと決められ、今も守られていますが、後悔はいまだに残っているそうです。
そんな大事なものは処分しないと思われていても、お子様にとって大事なものは本人にしかわかりません。
小さな手作りの折り紙にときめくこともあります。
勝手に手放す前に、子どもと一緒に確認することを大切にしてみてください。

子どもにも片付けを伝える方法

では、どうしたら、子どもが片付けできるようになるのかですが、

1、まずは、自分(この記事を読んでくださっている方)の片付けを終わらせる
2、片付いた状態を一度子どもに見せる
3、そこで生活する快適さを伝える
4、一緒に片付ける

片付ける理由を話し、『大切なものだけをお家に残すことにしよう!』と伝えていくことが大切です。
最初は伝わらなくても、家の状態が整ってくると、だんだんわかるようになります。
それまでは、自分のモノをしっかり片付け、片付いた状態を子どもに見せるようにすることが片付けをしてくれるようになるポイントの一つになります。

おすすめの収納グッズは?

ときめくもの、大好きなものが選び切れたら、収納をします。
まず最初に収納グッズを選ぶのではなく、残す量が決まってから収納グッズを選ぶ方が、サイズぴったりの収納グッズが選べます。

我が家ではIKEAのトロファストを使っています。
引き出しが取り出せて、遊ぶ際はおもちゃが出しやすく、収納もしやすくおすすめです。
細々したものは、無印のプラスチックのフタ付きのボックスを使って、ブロックなどをひとまとめにしています。
パズルなどは、100均のチャック付きの袋がオススメです。

また、収納のポイントは、テクニックが不要なものを選ぶことです。
箱に入れたら完了する。袋に入れたら完了するなど、収納にテクニックがいらない、シンプルで簡単な収納方法がおすすめです。

簡単に収納ができるように工夫することで、子どもだけでも片付けが出来るようになります。

我が家の息子も、3才くらいから私自身が家の片付けを始め、子どもとおもちゃの片付けを一緒にしました。
収納の場所を一緒に決めてあげることで、片付け後は、遊ぶ際には自分で遊びたいおもちゃを取り出し、使い終わった後は自分で元の位置(定位置)に自然と戻してくれるようになりました。

また、年齢によって使うおもちゃは変わってきます。
おもちゃ箱におもちゃがたくさんで溢れてきたな?ちょっと窮屈そうだな?と感じた時には、定期的におもちゃの見直しをします。見直しをしているとおもちゃ収納をすっきりと保てるようになります。
我が家の子どもも工作が好きで、収納ケースに工作グッズが溢れてきたら工作だけを一箇所に集めて全出しして子どもと一緒にときめきチェックをしています。

子どものランドセルなどの学用品はどうやって片付ける?

小学校に上がるとランドセルや、絵の具など、必要なグッズが一気に増えて収納に困りますよね。
我が家での収納方法をご紹介します。

・まずは子どものスペースを確保する

我が家は、玄関横にカラーボックスのような棚を置き、ランドセル、教科書、絵の具などの学用品を収納しています。
玄関横に設置しているため、帰ってきて床にランドセルが転がっている状態を回避できました。
また、棚の一番上に、翌日持っていくものをおくことで、登校の際に、棚の上に置いているものを全て持っていけば忘れ物なしの状態になり忘れ物も減りました!

子どものものを片付ける際には、子ども専用のスペースを作ってあげるとうまくいく

おもちゃの棚や学校のものを置く場所があることで、子どもも喜びますし、片付けしよう!と思うようになります。

最初は、片付けの方法がわからないので難しく感じるかもしれませんが、理想の状態を思い描き、方法を知れば片付けは必ず終わりますので、ぜひ子どもと一緒に片付けしてみてください。

この記事をシェア

この記事を書いたキャリママ

キャリママ一覧

石川ひとみ

「片づけできない」から片づけコンサルタントを仕事にするほど「片づけ好き」に。
「ママだから今は我慢」ではなく、
「ママだからこそ毎日が楽しくなる」片づけを体験してもらいたい。
片づけ後には自分時間が2倍に増える、好きが見つかる片づけ法を広めたいと活動中。
リトルママオンラインフェスタ最優秀コンテンツ賞2度受賞
雑誌「サンキュ」WEBライター
平日は法律事務所事務員として働く、2児の母。